こんにちは、らみえるです。FXを始めてから約4年ほど経ちました。この4年間、私はずっと「どうしたら勝てるようになるんだろう」と毎日毎日考えたし悩んでたし…。
手法を学んで、チャートを見て、検証して、振り返って。Forex Testerを使ったり、ノートに書いたり、チャートを印刷したり。かなり真面目にやってきたと思います。でもなかなかうまくいかなくて。
そのたびに私は、
「自分はメンタルが弱いから勝てないんだ」
と思ってたんです。
勝てないのをメンタルのせいにしてました。でも最近になって、ようやく別のことを考えるようになりました。
そもそも私は、自分に合わないトレードを一生懸命やろうとしていたんじゃないかって。
考え方が変わったことについてまとめました。
「かっこいいトレーダー」になりたかった
FXを始めた頃の私は、かなり明確な「かっこいいトレーダー像」を持っていました。
日足や4時間足で環境認識をして、1時間足の」押し目や戻り目をしっかり待って、きれいなポイントからエントリー、数時間ポジションを持って大きな波を取る。
そういうデイトレーダーがかっこいいと思っていました。
SNSやYouTubeの影響もかなり大きかったです。ものすごい金額を稼いでいる有名トレーダーさんがいて、その人に憧れている人たちもたくさんいる。SNSを見ていると、「〇〇さん派」みたいな空気ができているように感じることもありました。
そしていつの間にか、長くポジションを持てる人ほど上級者みたいな感覚を持つようになっていたんだと思います。
反対に、スキャルピングにはあまり良い印象を持っていませんでした。
ちゃんと知りもしないのに、「ギャンブルっぽい」「なんとなく姑息」そんなイメージを勝手に持っていました。
今思うと本当に失礼だったなと思います。素直にごめんなさい🙇♀️
当時は「私はちゃんとしたデイトレーダーになりたい」と思っていました。「ちゃんと」の意味も言えないのに(笑)
だからスキャルピングという選択肢を自分から遠ざけていた部分もあったと思います。
勝てない理由を全部メンタルのせいにしていた
勝てない理由を「メンタル」のせいにしていました。
頭ではトレードは技術職だと分かっていました。だから、本来なら練習して、検証して、身体で覚えていく必要がある。それも分かっていたつもりです。
でも本番になるとなかなかできない。ルールを守れない。待てない。だから「結局私はメンタルが弱いんだ」という結論に戻る。
連敗すると取り返したくなる。本来はデイトレードをしているのに、突然ロットを上げて、秒スキャみたいなことをしてしまう。完全にルール無視です。
当然、大きく負けます。そして自暴自棄になる。数日引きずる。また「私はなんでこんなことをするんだろう」と落ち込む。家庭の雰囲気を悪くする。
ギャンブル依存症なのかもと思って、依存症の本を読んだことも…📚
今振り返ると、
自分に合わないやり方を続けているサイン
はかなり出ていました。でも当時の私はそれを全部「自分が弱いから」と解釈しちゃってたんですよねぇ…。
検証ではできるのに本番ではできない
これもずっと不思議でした。Forex Testerなどの検証ソフトを使うと、ちゃんと成績が出るんです。
チャートを見て、待って、ルール通りに入る。検証ではできる。ということは、手法そのものが間違っているわけではない。それなのに本番になるとできない。
特に多かったのが、方向は合っているのにエントリーが一波早いというパターンでした。「このあと下がる」という方向自体は合っている。でも、まだ戻りきっていないのに売ってしまう。損切りになる。そして私が損切りになったところから、思っていた方向へぐんぐん伸びていく。
何度も何度も何度も何度もありました。ってゆーかそのパターンばっかり。そのたびに「あと少し待てばよかった」と思う。そしてまた、待てない自分が悪いになる…。ダメウーマン…。
検証と本番では「時間の流れ」がまったく違いました。
Forex Testerでは早送りできるので、5分足1本が1秒で進むこともあります。本番なら1時間待たなければ完成しない形も検証なら十数秒で見られる。
だから検証では「ちゃんと待てている」と思っていたけれど、実際には私は“待つ時間”をほとんど経験していなかったのかもしれません。
本番ではその1時間の間に「そろそろ動くかも」「置いていかれるかも」と考える時間があります。私の場合、その時間が長いほど未来を予想しすぎてエントリーが早くなっていました。
今になって思うのは、
正しい手法と、自分が本番で実行し続けられる手法は、同じではない
ということです。
手法が正しくても自分がその手法を毎回再現できなければ実戦では機能しません。私はこの違いをかなり長い間ちゃんと考えていませんでした。
「手法をコロコロ変えるな」に縛られていた
FXではよく、「手法をコロコロ変えるな」って言われますよね???これはもちろんその通りだと思う部分もあります。
何も検証せずに、今日はこのインジケーター。明日は別の手法。負けたらまた次。それでは何が良くて何が悪いのか分からなくなります。
でも私はこの言葉に少し縛られすぎていたのかもしれません。新しいインジケーターを試してみてうまくいかなかった。すると「また手法を変えた自分が悪い」って落ち込むんです…。どんだけブレブレ(笑)
でも今は、いろいろ試したこと自体は悪くなかったと思っています。だってやってみないと分からないこともあるから。それに私の性格的に「全部自分で経験してみたい!」という欲求みたいなところもあるんですよね。自分に何が合っていて何が合わないのか。頭で考えているだけ、想像では分からないこともありますから。
たくさん試して、たくさん検証して、たくさん失敗しました。遠回りだったかもしれない。でもそのおかげで「これは私にはしんどい」という感覚も分かるようになりました。
私は「待てない人」
デイトレードをしていた頃、一番つらかったのは、待つ時間が長いことでした。私は在宅で仕事をしています。一般的な会社員のように「チャートを見られるのは夜だけ」という生活ではありません。
日中もチャートを見ることができます。しかも、チャートを見ること自体は好きです。だからずっと見てしまう。
なのに狙っていたのは、1時間足や4時間足の押し目・戻り目。当然チャンスはそんなに多くありません。半日待つこともある。数日待つこともある。
ずっとチャートを見ているのに入れない。これが私にはかなり苦痛でした。そして、チャンスが少ないからこそ、1回逃したときの悔しさが大きい。「いい形だったのに勇気がなくて入れなかった」そんな日は特に悔しい。
次は置いていかれたくないという気持ちが出てくる。まだ確定していないのに入る。高値づかみ・安値づかみ。また損切り。
これをずっと「自分が待てないから悪い」と思ってたんですよね…。
待てる人になったわけではない
今はゴールドのスキャルピングをしています。私が今やっているスキャルピングは、1日に何度もチャンスがあります。うまく入れなかったとしても、「まあ、また数十分後に来るかもしれない」と思えます。
これがものすごく大きかったです。
デイトレ時代は「このチャンスを逃したら、次はいつ?」でした。今は「これは違うな。次でいいか」と思える。
だから不思議なんですが、昔より待てるようになりました。でも私は、待てる人になったわけではないと思っています。【自分が待てる環境】を選んだだけです。
これはかなり大きな気づきでした。欠点だと思っていたものを無理やり直そうとするのではなく、この性格でもルールを守りやすい場所を選ぶ。それでもいいんだと思えるようになりました。
スキャルピングに変えて分かったこと
ゴールドは、「ボラが大きくて難しい」というイメージを持たれやすいと思います。私も最初は怖かったです。急に大きく動くこともあるし、値幅も大きい。
でも実際に研究してみると、私の感覚では、テクニカル的にはすごくきれいに動くことが多いです。今まで勉強してきた、ダウ理論、押し目・戻り目、そういうものがちゃんと使える。
時間足が変わっただけで、4年間勉強してきたことが消えたわけではありませんでした。もちろん、ゴールド特有の値動きやクセはあります。そこは研究が必要です。でも、スキャルピングだからテクニカルが通用しないなんてことはありませんでした。
今は、5分足のひと波を狙っています。数分で十分な利益になることもある。私にはこの短さがとても合っていました。
「自分に合う」はラクなほうに逃げることではない
昔の私は「待てないからスキャルピングにするなんて逃げなんじゃないか」と思うこともありました。スキャルピングに対して、もともと良いイメージを持っていなかったからです。
「勝つためには、ギャンブラーみたいにならないといけないのか」
そんなふうに感じたこともありました。今思えば、かなり極端ですよね(笑)。
でも実際にスキャルピングをやってみて分かったことがあります。スキャルピングにも、ちゃんとテクニカルな技術が必要です。
- 1分足で引きつける
- エントリーを早めない
- 損切り位置を考える
- ゴールドのクセを知る
- 5分足の流れを見る
ただ何となく短く売買しているわけではありません。今の私も、待つ練習をしています。
でも昔とは違います。昔は何時間も待てる自分になるための訓練をしていました。今は数分〜数十分の中でちゃんと引きつける(待つ)訓練をしています。
訓練をやめたわけではありません。訓練する場所を変えたという感覚ですかね。
チャートを見続けることを「頑張ってる」と思っていた
デイトレード時代は、ポジションを持つと、ほかのことが考えられなくなることがありました。
少し含み損になるのが本当に嫌で嫌で…。。家事をしていてもチャートが気になる。子どもに話しかけられても気持ちはポジションのほうにある。
日をまたぐポジションなんてもっと大変でした。眠れない。損切りになるまで見続ける。何時間もパソコンの前から離れられない。
今振り返るとトレードが生活をかなり支配していたと思います。
私は長く自営業をしています。自営業って会社員のように「17時になったので仕事終了」みたいな明確な区切りがありません。
私は仕事自体が好きなので、好きなことなら寝る時間を忘れて没頭することもそれほど苦ではありません。
だから「夜中までチャートを見ている=私は頑張っている」みたいな感覚もありました。
- ポジションを持っていないと仕事をしていないような気がする
- 何かやれば成果につながる
- 自分でコントロールしたい
自営業で長くやってきた感覚を、そのまま相場にも持ち込んでいた部分があったと思います。でも相場は作業時間を増やせば成果が増える仕事ではありません。
見れば見るほどやればやるほど、利益になるわけじゃない。むしろ私の場合は見すぎることで余計なエントリーが増えていました。
今は「夜チャートを見なくていい」と思える
今のトレードスタイルに変えてから、生活の感覚も少し変わってきました。チャートを見ていなくても、チャートのことが気にならない。
夜「今日はもう見なくていいんだ」と思える。
負けても「また次のチャンスが来る」と気持ちを切り替えやすくなった。引きずりにくくなりました。
そしてこれは自分でも大きいと思うのですが、身近な人に優しく接することができるようになった気がします。
今までは、市場が開いていない週末だけお酒を飲む、と決めていた時期もありました。平日の夜もチャートが気になっていたからです。でも今は、平日にお酒を楽しむこともあります。
ある程度利益が出たら「今日はここで終わっていい」と思えるようになった。これは私にとって、かなりかなり大きな変化です。
利益以外にも「うまくいっている状態」はある
以前の私は、トレードがうまくいっているかどうかを、ほぼ損益だけで見ていました。今は少し違います。
もちろん、トレーダーなので利益は大事です。でも、
- チャートを見ていなくても落ち着いていられる
- 夜を普通に過ごせる
- 負けても引きずらない
- 身近な人に優しくできる
こういうことも含めて、「今のトレードはうまくいっている」と感じています。
トレードで利益が出ていても、そのせいで生活がずっと苦しいなら、私にとっては「合っている」とは言いにくい。今はそう思います。
トレーダーの仕事はかっこいいトレードをすることじゃない
もし4年前の自分が今の私を見たらたぶんこう言うと思います。「そんな短いトレードで本当にいいの?」
今の私はこう答えます。
トレーダーの仕事は、かっこいいトレードをすることじゃない。資金を増やせる人になること
肉体的にも精神的にも無理が少なくて、時間や場所に拘束されず、自分に合う形でお金を増やしていける。それって十分かっこいい仕事だと思います。
トレードをしている人の中では、「あっちの手法がいい」「こっちのほうが上手い」いろんな意見があります。
でも一般的に、会社に通って働いている人やパートに行っている人から見たら、場所や時間に縛られずに働けるトレーダーという仕事自体、十分魅力的だと思うんです。
だったらその中でさらに「どのトレードがかっこいいか」にこだわりすぎなくてもいい。今はそう思っています♪
心地よいチャンスの頻度
「この手法なら絶対うまくいくよ」とは言えません。それは人によると思います。
うまくいっていない人に、私の経験からひとつだけ聞いてみたいことがあります。
あなたは、1日に何回くらいチャンスが欲しい人ですか?
以下3つのどれに当てはまりますか?
- 数日待って、大きなチャンスを1回取りたい人
- 数時間に1回くらいチャンスがあればいい人
- 数十分後にまたチャンスが来るほうが、落ち着いて待てる人
ここはかなり性格が出ると思います。
私は【3】でした。だからチャンスが少ないデイトレードより、1日に何度もチャンスが来るスキャルピングのほうが、むしろ待てるようになりました。
ほかにも、
- 含み損がどのくらいストレスになるのか。
- 家族や仕事とどう両立したいのか。
こういうことも含めて考えてみると、「自分に合うトレード」が少し見えてくるかもしれません。
「4年間は無駄じゃなかった」←成績が安定してるから言える言葉
勝てなかったけど4年間デイトレードをやってきてよかったと思っています。
でもこれは正直今の成績が以前より安定してきているから言えることでもあります。
もし今もずっと負け続けていたら「全部必要な経験だった」なんてきれいには思えていないかもしれません。ほんとにほんとにしんどかったです。
かなり遠回りもしました。でも今振り返ると、ダウ理論も、押し目・戻り目も、環境認識も、検証も、損切りも、全部、今のトレードにつながっています。
4年間勉強してきたことを捨てて、まったく別のことを始めたわけではありません。時間軸と、狙う値幅と、待ち方が変わっただけ。遠回りだったかもしれないけど無駄ではなかったと思えています。
自分に合うトレードとは
今の私にとって、
「自分に合うトレード」=ラクに勝てる方法
ではありません。
- 自分の性格
- 生活
- 待てる時間の限界
- ポジションを保有できる時間
- 欲しいチャンスの頻度
- ストレスの感じ方
そういうものまで含めて、自分が無理なく実行し続けやすい形を選ぶことだと思っています。そして、その中で必要な技術はちゃんと磨く!
4年前の私は、手法に自分を合わせようとしていました。今は逆です。自分を知ってその自分でも続けやすいトレードを作っていく。それが今の私が考える「自分に合うトレード」です。